「関ジャニズム」福岡公演(1月3日、4日)~関ジャニ∞の夢はまだまだ終わらないから!~

正月休み真っ最中の福岡に今年も上陸。この二日間のヤフオクドームは、間違いなく九州で一番欲望の濃度の高い空間だったと思います。

1 EJ☆コースター
2 無責任ヒーロー
3 がむしゃら行進曲
4 RAGE
5 FUN×8
6 三十路少年

ドーム内に入ると「EJ☆コースター」のMVを彷彿とさせる遊園地のようなセット。しかも1曲目は「EJ☆コースター」!そうそうこれこれ!こういうのが見たかった!!
新しいようで懐かしい、関ジャニ∞のライブを遊園地に喩えたファンタジックなムービーからの、ブラスの華やかなイントロにはシビれた!合間のムービーや曲への導入(ユニット→新しいアトラクション、ダンス曲→ダンスホール、とか)はもちろん、エンディングまで一貫して「ワンダーランド」の世界観が貫かれていて、今までのライブの中で一番コンセプチュアル。自分が遊園地に迷いこんだ主人公になったような気分にさせてくれました。

ちなみに座席は両日ともアリーナのタテの花道をy軸、ヨコの花道をx軸とすると第1象限にあたる場所。きっとこれ以上の席を当てることはこの先ないでしょうが、これだけ近くても「目が合った!!」「手振ってくれた!!」みたいなことが一切起こらなかったので、そういうもんなんだろうなと諦めることにします。
ただ、アリーナってもっと熱っぽい空気だと思ってましたが、1日目の私たちの席の周辺が大人しすぎて戸惑いました。でも2日目のMCで誰かが「昨日もめっちゃ盛り上がってくれて」って言っていて、会場が広すぎて音が分散してるだけなのかな?とも思ったんですけど、2日目も最初はなんだか空気が張り詰めていたような……。そんな時に村上くんが「時間」を「みかん」と噛んじゃって、それをメンバーが次々に掬い上げて(みんなの頭の回転の速さよ!)広げて客席をあっためていくというチームプレー。あれで客席の強張りがいい意味でほどけた気がしました。

前年の「JUKE BOX」ツアーとは対照的に、ザ・ジャニーズ!会場内を暴れまくる!という感じで、「え、今どこで歌ってるの!?」という時間が割と多かった記憶。アリーナにいたので余計にそう感じたのかもしれませんが、スタンドにいる時にもフロートで外周を回る曲になると「どこを見たらいいんだ!?」→「結局何も見てない……」状態になりがち。テニミュに通っていた時もそうでしたが、私はどうしても本筋から離れた場所を注視することが苦手です。その時歌っている人ばっかり見てしまうので、後ろで面白い動きをしていても気付かなかったりね。それ以外にも例えば「三十路少年」で安田くんが歌っている時に左右のスクリーンに「きみのためなら死ねる」のパッケージ絵みたいな映像が流れてるのをぼんやり眺めていたら腰クネダンスを普通に見逃しました。単に注意散漫なだけか。でもダンサーの着てる三十路Tシャツはばっちり目に焼き付けました。あれグッズにしてくれたら買う。
「三十路少年」はネタ満載で、特に丸山くんがギャクソロ後に絞りカスみたいな表情で「ガキの頃から~」って歌い出すところが最高でした。ただ、村上くんの腕立て伏せソロを楽しみにしてたのに日替わりゾーンになってて最初はちょっと……かなり……残念だったんですが、2日目、すばるくんの「歌舞伎ソロ、丸山」というフリを「歯茎ソロ」と聞き間違えた丸山くんがカオスな歯茎ギャグを披露するという貴重なものが見られたので、そんな感情もすぐ吹っ飛びました。丸山くんの反射神経の良さ!確かに意味は分からなかったけど、意味不明なお題でも求められれば全部受け止めてしまう性格が出ていて、後になって考えるともの凄い才能を見たな、と。にしても歌の最中に「後で説明するわ」って約束しだすライブは生まれて初めてです。笑いすぎて腹が。
それとすばるくんの放送禁止マイク写真、2日目は浜崎あゆみのアルバム「LOVEppears」のパロディだったんですけど、言われるまで気付きませんでした。私もずっと自分の髪でビーチクを隠すことが夢だったはずなのに!ただ、今の中高生はガチで知らないかもしれませんね。もう15年くらい前のアルバムだし……。

7 アダムとイヴ
8 アイスクリーム
9 道

期待度200%だった最年長&最年少のユニットでは、「お兄ちゃんよりも弟の方がこんなに背が高かったっけ!?」と身長差に興奮して静かに涙。連れに「そもそも兄弟じゃないけどね」と冷静にたしなめられました。あと、今回も横山くんの美しさにも泣いた。汗に濡れた黒い前髪の隙間から見える憂いの表情の色気がはんぱないです。ライブが終わってから美しい横山くんを求めて「ターザン」と「Can Cam」を買ってしまった。

生で聞く「道」も泣けました。ただ二人があの被り物で登場した瞬間、客席が若干ざわついていた気がします。その戸惑い分かる。

10 Masterpiece
11 フローズンマルガリータ
12 ふたつ手と手
13 CloveR
14 T.W.L
15 Cool magic city

スレタイ風に言うなら、【悲報】「T.W.L」で誰もタオルを振らない件
大倉くんなんて顔が死ぬまでタオル回しに本気出してたというのに……!(笑)楽しみ方は自由なので「みんなタオル振ろ!」と言いたいわけではないですが、ただ単にタオル曲でタオルを振る方がマイノリティなのが寂しい。

ここでMCタイム。2日目のMCがもうね……。ゲームしよ、ってすばるくんと約束してたのに錦戸くんの誘いで夜の街に繰り出してしまう横山くん。待ち侘びて横山くんに電話しちゃうすばるくん。すばるくんからの呼び出しならしょうがないなって横山くんを解放してあげる錦戸くん。そしてすばるくんからの呼び出しに寝間着&寝癖姿で馳せ参ずる大倉くん。この登場人物全部30代(あ、一人20代が)!!!!マンガか!!!???このエピソードだけで1曲作れそう。前山田先生お願いします!!!!!
1日目の夜に3~4万人くらいのファンが「今頃みんなも夜ごはん中かな~(*´∇`*)」なんて妄想してたと思うんですけど、まさかこんな現実が待っているなんてね!!!!!!ごちそうさまでしたーーー!!!!!!

16 愛 love you(KING)
17 Butterfly I loved(大倉)
18 愛以外のなんでもない(錦戸)
19 fantastic music(横山)
20 Revolver(渋谷)
21 アイライロ(安田)
22 ワンシャンロンピン(丸山)

キングコール楽しかったーーーー!!!オーディエンスを煽る村上くんかっこよかったな、って帰りの博多駅のお土産やさんで思い出し泣きしました。夜ふかしでの扱いは悔しかったけど、自信に満ち溢れたパフォーマンスは本当にかっこよかった。セブンでうちわが売れ残ることも現実なら、こうやってドームにいる数万人のお客さんを一つにまとめてたり、一人舞台がプラチナチケットになってることもまた現実なんですよね。メンバー内で序列を付けるとアレかもしれないけど、村上くんには間違いなく相当数のファンがいます。人気ないキャラの定着はおいしいのかもしれないけど。「村上くんのいいところは私だけが知っていればいい」って人もいるだろうけど。ファンを公言すると「変わってるね」って言われて肩身狭い思いをしてる村上ファンが少なくないことを、村上くん(と周りのスタッフ)はもっと慮っていただきたい……。自分の好きな人が笑いものにされることは、自分を否定されるのと同じくらい悲しくて悔しいことなんだよ!(※意見には個人差があります)

「Revolver」はすばるくんのソロコンに行けない身としては嬉しい1曲でした。バックバンドを従えて吠える漢・渋谷。ドームなのに、上手ステージの一角がライブハウスみたいでした。「キャーッ!!」じゃなくて「うおおおおーーー!!!」って拳を振り上げたくなる衝動。
あと、「アイライロ」の安田くんのオス度ね!
何人かは過去のライブ映像も流れましたが、みんないい歳の取り方をしているなーと、昔の彼らを知らない私でさえしみじみしてしまいました。

23 絆奏
24 象
25 キング オブ 男
26 好きやねん、大阪。
27 ワッハッハー
28 関風ファイティング
29 あおっぱな
30 へそ曲がり
31 ゆ

「象」はバンド……にはならず、少クラプレミアムと同じくマイクパフォーマンス曲に。スタンドマイクじゃなくてフレディマイクになってましたが。
サビを歌う時の大倉くんの背中(私の席からは背中しか見えなかったため)から感じられる気迫がものすごくて、どの角度から見ても絵になる大倉くんは360°アイドルでした。
それから村上くんのパート、「本当は君を縛るものなんて何もない」が自分でも意外なくらい心に響いて、「今日で会社辞めます」って一瞬本気で考えました。歌の力って怖いですね。
歌って技術的なものだけじゃなくて、歌唱する人のバックグラウンドも大いに関係してくるものだと思うんです。「巧く」はなくても重ねてきた年月や経験が歌に説得力を持たせるんだと。楽器演奏にしてもそうで、村上くんのピアノから始まり横山くんのトランペットが重なっていく、本当の「関ジャニ∞のバンドセッション」にはグッときました。ああ、これからミュージシャン・関ジャニ∞は第二章に入っていくんだ!!という気がして。互いの音を聞く余裕のなさが伝わってきてハラハラしましたが(笑)「音楽するんだ」という気概はしっかり受け取りました。期待しています!!

32 ドヤ顔人生
33 言ったじゃないか
34 LIFE~目の前の向こうへ~

バンド曲はこの3曲。バンド好きとしてはちょっと物足りなかったけど、ロックなかっこよさが濃縮されていたとも言えます。いや~熱かった。
「言ったじゃないか」は、エアバンドじゃない方が、一生懸命演奏することでぐっと切実さが増して良かったです。
友人はノースリーブ安田くんがTOKIOの山口くんにしか見えなくなってきたそうです。

 

ライブが終わり、同じバッグを抱えた同志が駅から空港からそれぞれの持ち場に戻っていく光景は、祭りの終わりのようで切ない。だけど、いつでもみんなの心の中にKANJANI∞LANDはあるんだよ!という希望の光が見えるようなエンディングのお陰で少し救われました。なのでいつでも思い出を引き出せるように、早めの映像化、待ってます。